土づくりからの取り組み
「着るものも食べるものと同じように健康な大地から」のコンセプトで、熊本県あさぎり町と岐阜県山県市で無農薬 【和綿】 を栽培し製品作りに取り組んでいます。
私達は綿から繋がるご縁を「〜わたから〜」と呼び、様々なことにチャレンジしていきます。
わたからの製品はまるっと全て地産地消を目指して土作りから取り組んでいます。
薬をのむことを「服用」といいます。
「服」という字が使われているのは、着る健康が昔から生活に根付いていたことの証だと思います。
私達の健康を支えてくれるもの、それは私たちが生まれた土地の、健康な土から生まれます。
口から入れる身体に良いものが内服なら、身に着ける身体に良いものは「外服」にほかなりません。
わたからつむぐは「外服薬」を作っています。
綿から製品になるまで
岐阜県山県市では、毎年5月ごろ、たくさんの方々のご協力のもと種まき会を一緒にしています。
10月頃の収穫も近所の子どもたちから大人の方まで、ふわふわの和綿収穫を通し交流を深めています。
熊本県あさぎり町では、2010年に和綿栽培を始め、2012年に和綿の里づくり会が発足。
今では熊本の子供たちから高校生・大勢の団体さんのご協力のもと和綿の栽培が行われています。
こうして多くの方の手を通してようやく製品へと繋がります。

5月 種まき
八十八夜(5月上旬から5月中旬が目安です。一晩水に浸し、砂(または灰)をまぶして、1か所に3粒ほどを種が土で隠れる程度の深さに蒔きます。

6月
発芽までは地面が湿る程度に保ちます。
発芽後丈が10cmくらいになると2週間~1か月ほどは根が伸びる時期ですので上にはほとんど成長が見られません。

7月 摘心
背丈が60~70cmを越えるようでしたら摘心(枝先を切る作業)を行います。
敵心を行うと、横に枝がたくさん出て綿が多く取れます。

8月 開花
8月ころに次々にオクラに似た黄色っぽい花が咲きます。
花が落ちると青い実ができコットンボールが膨らみ始めます。
9月
下から徐々にコットンボールが大きくなり、茶色っぽくなってきます。

10月~11月 収穫
大きくなり茶色っぽくなったコットンボールがはじけてきます。
よく晴れた日にふんわりと綿が広がりますので、そうなったら手で綿だけをひっぱって収穫します。
12月
綿の木が枯れ始め収穫期の終わりです。

1月~2月
収穫した綿から種を分ける綿くり作業をします。
3月
枯れた綿の木を抜き、次のシーズンのために畑の手入れを始めます。
和綿の特殊性

和綿は5月に種を蒔くと、7月~8月にはオクラの花に似た、淡い黄色の花を咲かせます。
9月頃には和綿の大きな特徴である下向きの実が成ります。
これは雨の多い日本の風土と気候に合わせた自然の知恵です。
10月~11月になるとその和綿の実が弾け、ふわふわとした綿が顔を出します。
こうした日本の環境で育った和綿は日本人の肌に一番なじむ繊維なのです。
コットン栽培の環境
コットンは、世界80箇所以上で栽培されていますが、その農地は世界で約2%ほどだと言われています。
そのたった2%の農地に、世界で使われている農薬の約20%以上もが使用されているのです。
オーガニックでない綿にどれほどの農薬が使われているか想像に難くないでしょう。
ではオーガニックコットンとそうでないコットンとは何が違うのでしょうか?
オーガニックコットンとは化学薬品(化学肥料・殺虫剤・成長抑制剤・落葉剤など)や遺伝子組み換えの種子を使わないで栽培されているコットンです。
そのようなコットンを栽培する土地は、栽培を開始する前、少なくとも3年間は化学薬品を使用してはならない規定があります。
米国農務省は数十もの認定機関により、オーガニックコットンを厳しく監視しています。
その厳しい基準を満たした農薬を全く使用しいオーガニックコットンは世界の綿花生産の1%以下にしかすぎません。
では、あなたは「オーガニックコットン」を手にしたとき、どのようにしてそれが「オーガニックである」か「オーガニックでない」かを見分けていますか?おそらく「オーガニックコットン」という表示を信じる。
もうひとつは「コットンを栽培している土地を見て確認する」それ以外に方法はないでしょう。
日本国内で種まき、草取り、収穫、製品化まで行っている場所なら、それが可能なのです。
和綿の特徴
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〇茶色いつぶつぶは何?
一枚一枚丁寧に検品はしていますが、まれにオーガニックの特徴として綿の花・実殻等の残留物が混入している場合がございます。
製品の品質上、問題はございませんが、きになる場合は、ピンセットなどで取り除いてお使いください。 -
〇吸水性はどうなの?
化学薬品を使わずに、自然から取り出した「酵素」と「水」を使って綿の不純物を取り除く手法を進めています。その為、最小限の工程により和綿の本来持つ油脂によって水が弾いてしまいます。
吸水性が低いと感じる場合は、ぬるま湯に石けんを溶かして手洗いしていただくと、次第に吸水性が増してきます。

自然の中で農薬に頼らず、すくすくと育つ和綿は、気候や湿度によっていろんな表情を見せてくれます。その為、毎年生地にしたときの仕上がりに個性が出て、唯一無二の生地に仕上がります。色の濃淡や、柔らかさ肌触りなど、それぞれ違った和綿の個性をお楽しみ下さい。